8月9日

みなさまこんにちは!
ベータです。いかがお過ごしでしょうか。

今日の熊本は朝から大雨・・・・(^^;)
なんだか最近は雨の降り方が極端ですよね。降らないときは全然降らないし、降るときはこれでもかっというほど振ったりして・・・。先日の九州北部の豪雨もそうですけど、「○○年に一度」とか「観測史上最も○○」という言葉が毎年のように聞かれますもんね。明らかに20年30年前とは気候が変動してきているのを肌で感じる今日この頃です。

さて、本日は今の私の仕事でもある、白蟻駆除の話を・・・。
シロアリと聞いて、ピンと来る人とそうでない人がいると思います。正直私もこの業界に入る前には全然ピンと来てませんでした。
白蟻というのは木材を食べる虫です。以上!

では、わかりませんね(笑)

自然の中では、森などの倒木や切株を餌にし、土に返す役割の一翼を担っている、いわゆる益虫の類なんですが、これがひとたび木造住宅などに侵入しますと、柱やら何やら目につく木材や木製品を手当たり次第に食い尽くす害虫となるのです・・・人間の都合です
人間ってホント身勝手ですね~

でも、私はその家屋に侵入したシロアリの駆除や予防を行ってご飯を食べてますからなんとも複雑です。

さて、
テレビなどで蟻塚っていうのを見たことがありませんか?アフリカとかにあるやつです。アリクイが食べるアレ!
あれが白蟻の巣です。日本にはもともとヤマトシロアリという種がいて、それはあんなに仰々しい巣をつくらない、いわゆる日本的な奥ゆかしい白蟻です(笑)

しかし、私がいるここ九州では、「イエシロアリ」なるものが猛威を振るっています。今話題になってる「ヒアリ」などと同じく、その昔、輸入木材などに紛れて日本に侵入したと言われています。

これが、先ほどご紹介した「蟻塚」を作るんです!南方系の白蟻らしく、イケイケです(笑)
建物に侵入しようものなら、床下から2階の小屋裏までどんどんと食べていきます。そして壁の中や、小屋裏などに、先ほどお話しした「巣」を作るんです。

そうそう、2階の小屋裏っていうお話しましたけど、私が見た中で、一番高いところまで登ってたものは、9階建てマンションの屋上まで登っていました
すごくないですか?

そして時期になるとそこから羽アリっというものが飛び出します。イエシロアリの羽アリの発生が、大体梅雨時期なんですけど、その量がすさまじい。

しろありはハチなどと同じく社会性昆虫と呼ばれてますので、女王を筆頭に大きなコロニーを形成しています。イエシロアリの場合その数10万から100万匹!!!
その中から数パーセントが羽アリとなって、新たなコロニーを形成すべく飛び立ちます。
数パーセントですよ。という事は、一つのコロニーから数千から数万の羽アリが飛び立ちます。
それも決まった日に決まった時間に一斉に各地のコロニーから・・・・。
しかも、彼ら(彼女ら)は、カップルになる為にお見合いパーティを開きます。それは、光の下です。

梅雨時の熱くじめじめとした夜。7時ごろから9時ごろ。光の下で一斉にお見合いパーティです。しかも奴らはゴキブリの親戚。狭いところをすり抜けるのは、お手の物。

ちょっとした隙間から建物に侵入して、家を食べま・・・せん。羽アリは食べないんです。
ただ・・・想像してください。夜7時から9時ごろ、家の中で明かりがついてるのは・・・家族団らんの食卓!!
そこにものすごい数の羽アリが乱舞する光景を!

ある意味修羅場ですよ(笑)
いや、笑い事じゃないか。

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